関空の問題点(収入減少について)関空の問題点は乗客数が増えても売り上げが増えないという致命的な問題点を抱えています。 一番売上高が多かったのは1997年です。 しかし乗客数が多かったのは2000年です。 1997年は乗客数が1950万8146人、売り上げが1204億4200万円、 2000年は乗客数が2057万6267人と100万人以上乗客数が増えました。 しかし逆に売り上げが1193億8300万円と10億円以上もの売り上げの減少となっています、 乗客数が97年の1950万8146人から2057万6267人まで大幅に増えたのにもかかわらず航空系収入が1997年には559億1200万円から2000年には(2000年には単価の高い国際線の乗客数が一番多かった)564億9700万円まで5億8700万円しか増えませんでした。 航空系収入が一番多かった2000年には国際線の乗客数が過去最高を更新しました。 国際線は旅客サービス施設使用料が国内線とは違いかかります。 そのために売り上げが大幅に増えても不思議ではありません。 しかし着陸料の割引や給油量の減少などで乗客ほど航空系収入は伸びませんでした。 給油量が一番多かったのは98年の2172418klでした。00年には国際線が大幅に増え、貨物便も過去最高まで増えたのにもかかわらず2046944klまで大幅に減少しました。 98年の離発着回数が11万7594回から00年には12万1441回と3847回も増えています。国際線は98年の65934回から00年には70679回まで増えています。 給油量が減ったのは長距離路線の減少だと考えられます。 この結果給油施設量が減額して航空芸収入の伸びが抑えられたと考えられます。 着陸料も2000年の3月から国際線の着陸割引料が割り引かれました。その結果収入は増えないという現象になっています。 着陸料の引き下げはあまり効果がないのではないかと思っています。 psfc(空港施設使用料)の増加分(推計23億円)を給油施設使用料の減少(推計6億円の減少)や着陸料を割引にしたため乗客数が増えても収入が増えにくい構造になっています。(今は2000年の乗客数があっても着陸料の減額などにより航空収入は減ることになるでしょう) 航空系収入も問題ですが非航空系収入のほうも航空系収入と同じく問題を抱えています。 非航空系収入が一番多かったのは96年でした、この年は649億2700万円の売り上げがありました。しかし2000年には628億8600万円まで減少してしまいました。乗客数は96年には1923万4633人から00年には2057万6267人まで134万人以上も増えました。 見学施設使用量は平成8年に62万8千人から平成10年には25万2千人まで減ってしまいました。 駐車場利用者も88万2千台から76万5千台まで減りました。 それにもかかわらず収入が20億円以上もの大幅な減収となっています。 詳しい資料がないのでわかりませんが駐車場や見学施設の減少、テナントなどの減少だと考えられます。 成田空港では公団にもかかわらず詳しく資料を出しているので収入がなぜ減っているのかわかりますが関空は民間企業であるのにもかかわらず資料を出さないものでなぜ減っているのかということがよくわからないのです。 乗客数が増えても収入が増えない構造になっている関空です。 成田空港は民営化して着陸料の引き下げをするようですし中部空港との貨物の競争もあります。 2002年度の売上高は過去最低の1053億7100万円しかありませんでした。 03年にはsarsにより売る上げ高が1000億円得沖ってしまいました、それとは逆に借入金が増えています、 ジャンル別一覧
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